管理チャート

着生蘭のページで使用している下のチャートについて。

●日常の植物のケアに必要な情報を大まかに示してあります。
左 上 :難易度を三つに分けています。
  簡単/Easy、並み/Mid、上級/Advanced
温_℃ :大まかな耐寒性・耐暑性。具体的な温度(摂氏)を入れる場合は、中央が適切な温度、両側は栽培可能温度です。
光_Light :大まかな光量。照度を入れる場合があります。
湿_Humi :大まかな湿度。
風_Airflow:空気の流れ。樹上に着生している植物の為、地性植物よりも空気の流れを必要とする種が多いので追加しました。基本的に中か高だと思いますが、葉っぱが揺れるような風は必要ありません、空気が滞留して淀んでいなければ十分です。高/Highの場合は空気の対流が無いと病気になりやすい・根腐れしやすい。

光_Light :に関して

かなりいい加減です。何となくカトレア位の物は高/High、胡蝶蘭位の物は低/Loにしたいと考えていましたが、明確な指標がありません。
光の指標」にも書きましたが、光の指標としては光合成光量子束密度(PPFまたはPPFD)を使用するのが適切ですが、園芸分野では一般的でなく植物の品種レベルでは調べる事もほぼ不可能だと感じます。
一般的な指標としては照度(lux)がありますが、同じ10000luxでも植物にとっては太陽光と人口照明ではかなり(3割位)違う光であり、特に室内で育てる事が前提の植物では、専門家やプロの方の説明を見ても太陽光基準なのか照明基準なのかよくわかりません。
そして、例えば胡蝶蘭では必要な光量は2000~15000luxという方もいれば、10000~3,40000luxという方もいてどれがベストなのか判断が付きません。
そもそも自分で育てている環境が何luxなのかもわかりません。
(温度では「冬を越せるか?」「夏を越せるか?」という”最適値”ではなく”限界値”に大きな意味がありシンプルでいいのですが。)
また、良くある枕詞として「ジャングルの木漏れ日の中で自生しているので強い光は苦手」というのがありますが、現地の写真を見ると実際にはかなりの直射日光を浴びている事も多く、実際の所何が正しいのかよくわからないという事も多いです。
長々と言い訳しましたが結論としては冒頭で書いた通りかなりいい加減です。
水や風に関しても光以上に数値化できませんのでこちらもいい加減です。ごめんなさい。

※肥料に関して:基本的に肥料は少なめで良いので省略してあります。