Fig5
ドリミオプシス マクラータ
ドリミオプシス
マクラータ
レデブリア ペティオラータ
■育て方/栽培/ケア■
※基本的には土に植える植物です。
●英名:Little White Soldier, Leopard Lily
●高さ10~35cm
根や球根は皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。触った後は手を洗いましょう!
ペットにも注意!
●簡単で成長が早い。
●よく増える。一年経つとかなり球根が増えます。
春~夏開花(Fig05)
●耐寒性・耐暑性があります。
●耐寒性:霜が降りても多少は大丈夫なようです、但し低温になると葉が落ちます。春になれば再び葉が伸びます。
●耐暑性:赤道付近のタンザニアにも分布しており高温にも強い。
●明るい環境を好む。
●葉の斑点が少ないのは光量不足です。
●自生地では森林の落ち葉の上などに生えている事も多いようですがそれなりの光量が必要です。室内では光量不足になりがちで葉の斑点は出にくいかもしれません。
●耐乾性も強いが決して乾燥地帯を好んで分布している訳ではなく、生息域は主に森林・河岸域の為、土壌の水はけが良ければ湿度があっても大丈夫です。むしろある程度湿度があった方が成長が早いようです。但し過湿にどの程度強いかはわかりません。
●海岸沿い・河岸域に多く分布する事からある程度空気に流れはあった方が良いと思います。
●土壌:砂質、ローム。多肉植物と同じにする必要はありません。
●比較的肥料の要求量も多いようで、成長期は2週間に1回液体肥料を与えた方が良い。
●pH:酸性から中性
●排水のよい培地で水を多く与えた方が良いようで、おすすめはしませんが日向土(軽石のようなもの)で腰水栽培しても育ちます。
●植える時は球根の上部を埋めずに土から出す。
●球根が増えると鉢がパンパンになり変形してしまいます。焼き物の鉢はやめた方が良いかもしれません。
●葉が長い物と丸い物があるようです(環境要因?)
●現地では薬用効果があるとされ、球根をすり潰して胃の病気の子供に浣腸として投与するようです。(科学的根拠はないようです)
●春先に新芽が伸びてこなければ水不足かも。
■南アフリカでの分布域■
●ムプマランガ州、ハウテン州、クワズール・ナタール州、東ケープ州、(黒線は国境線)。
●東側沿岸沿いの緑の多い地域に分布しているのが分かりますね。D. maculataは決して乾燥地帯を好むわけではありません。
●東ケープ州南部のポート エリザベスの緯度は南緯33°位です。赤道からの距離は日本の福岡市(北緯33°)や米サンディエゴとだいたい同じです。
※D. maculataは南アフリカ以外にも分布しています。
■南アフリカ(東ケープ州)の気候■
●7月の夜間の平均月例温度は1℃です、最低気温は氷点下を下回ると思われ、ドリミオプシス マクラータは耐寒性があります。
●6月の降水日数は0日でD. maculataは乾燥に強いです。
※第1軸の線グラフは昼と夜の平均月例温度です、最高気温/最低気温ではありません。
※第2軸の棒グラフは降水日数です、降水量ではありません。
■シノニム■
Ledebouria petiolata
Drimia petiolata
Drimiopsis minor
●参考
・気象データ(南ア 東ケープ州):hikersbay<http://hikersbay.com/climate/southafrica/easterncape?lang=ja>
●画像ID: ①著作者②作品名③ライセンス形態④備考⑤URL
・Fig5:①nicovr②Little White Soldiers③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/32165855
・Fig7:①riobruwer②Little White Soldiers③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/77043077
・Fig9:①magdastlucia②Little White Soldiers③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/99486099
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